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惹かれあう二人 すれ違う二人
なぜ人は人を好きになるのでしょうか?
なぜ恋は3年で冷めてしまうのでしょうか?
なぜ多くの夫婦は4年で離婚してしまうのでしょうか? |
女と男 WOMAN and MAN 最新科学が読み解く性 
第1回 惹かれあう二人 すれ違う二人
男女はなぜ惹かれあうのでしょうか?
脳科学はいま、恋のメカニズムを解明しつつあります。その中心はドーパミンという脳内物質。快楽を司るドーパミンの大量分泌が恋する二人の絆となっているのです。
ところが脳科学は同時に、皮肉な状況も浮かび上がらせています。高い代謝を要求するドーパミンの大量分泌は身体への負担が大きく、長く続かないのです。そのため、“
恋愛の賞味期間”はせいぜい3年ほどといいます。実際、国連のデータでも、多くの国で離婚は結婚4年目にピークを迎えるのだそうです。
なぜ4年程度しか恋のシステムはもたないのでしょうか。それはそもそもの起源と深い関係があると考えられています。もともと恋愛システムは、人間の子育てのために発達したといいます。二足歩行と脳が大きくなったために、人間の出産・育児は他の類人猿に比べても極端に負担が重いものになってしまいました。そのため、子どもが確実に育つよう、いわば夫婦で協力して子育てするという仕組みを発達させたと考えられるのです。つまり、子どもがつきっきりの世話が不要になる4年程度で、恋愛システムはその役割を終えるわけだというのです。
しかし、いまの男女関係は子育てのためだけにあるのではありません。そこで、男女関係はどうすれば長続きするのかという科学的な探求がさまざまに進められています。アメリカでは30年に及ぶ家族の長期研究を通して、長続きしない男女関係では、男女差が大きな障害になっている事実が浮かび上がってきました。たとえば、女は、相手の顔の表情から感情を簡単に読み解きますが、男は必死に脳を働かせてもハズしてしまいます。女が悩みを相談するとき、話を聞いてもらいたいだけなのに、男は解決策を示そうとしてしまう過ちを繰り返してしまいます。
こうした男女の違いは、長い狩猟採集時代の遺物なのですが、無意識のなかに深く根ざしており、日常生活のなかで深刻な影響を与えているのだといいます。違いをちゃんと意識して、相手の気持ちを理解する努力が欠かせないと強調し、次のように述べています。
男性は、社会の厳しい競争を生き抜くために自分を磨いてきました。そのため、相手の気持ちを受け止めたり、感情に敏感になるのは容易なことではありません。
夫婦で過ごす時間が長くなる中、自ら変わり家族との絆を深めることが求められています。これは新たな挑戦なのです。
番組では、ワシントン州立大学の離婚防止のカウンセリングプログラムに密着し、「子育てを成し遂げる関係から、お互いの人生に影響を与え合う関係へ」と変わるなかの男女関係を描いています。
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